名鉄味美駅が新しく生まれ変わりました。今までは踏み切りがある道路は狭く、朝の通勤・通学時間の駅周辺は、自動車や登校する児童たちで危険があふれていました。そこで、令和元年度より名鉄味美駅周辺整備事業が開始となり、駅舎のバリアフリー化、踏切道歩道設置、東口駅前広場整備、公衆トイレ整備、踏切東西歩道拡幅整備、自転車・バイク駐車場整備が進められ、この度完成したのです。
冒頭の標語は地元味美小学校の児童が考えたものです。『ありがとう じょうずに よごさず してくれて』の頭文字を並べると「あじよし」になります。これは小学生の皆さんに、愛着を持ち、大切に利用してもらえるようにと、トイレの名称とトイレ内に掲示する啓発標語を募集したそうです。きれいになった駅のトイレは「味美みんなのトイレ」という名前になり様々な標語が掲示されました。
駅にはドラマがあります。喜びや悲しみなど様々な思いを抱えた人々が、日常生活だけでなく、初出勤・初登校、定年退職を迎える日、家族旅行や友だち・カップルと出かける等、人生の様々なシーンで訪れ、その思い出の中に残るかけがえのない場所です。また人の交流を促し、地域に「にぎわい」を生み出す拠点にもなる大変重要な施設です。
周辺整備事業は、名古屋鉄道株式会社、関係者の皆様、そして周辺地元地域の皆様の深いご理解・ご協力があってこその事業です。工事は終電車が通過した後、夜中に進められたと伺いました。味美駅は本日より東口駅前広場や公衆トイレが供用開始となり、駅のバリアフリー化とも相まって利用しやすくなりました。当地域の活性化と共に、訪れる方々の大切な場所になることを願っております。